病棟保育士の仕事ってつらい?やっぱり大変なのかな?
必要な資格や仕事内容、お給料のことも知りたいな。
病院内で入院中の子どもたちを支える「病棟保育士」。
やりがいのある仕事である反面、患者や医療スタッフとの連携や、急な事態に対応する必要があり、精神的・肉体的な負担が大きい仕事でもあります。
病棟の保育士さんは、ベッドからなかなか動くことができない子供たちを回って、ベッドサイドで工作や絵本など、その子の年齢にあった保育をしてくれます。また、毎週の院内学級や、季節に合わせたイベントを開催してくれることもあるそうです。
工作中のあおちゃん。特に、ノリを使うのが大好きです! pic.twitter.com/w34KpWdqkU
— あおちゃんを救う会 (@ao_sukuukai) March 19, 2023
本記事では、病棟保育士が辛い・大変と感じる理由や病棟保育士になるメリット、必要な資格、1日の仕事内容、給料などについて解説していきます。
病棟保育士を目指す方や、保育士としてキャリアアップを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
病棟保育士がつらい!大変な理由とは?
まずは、病棟保育士のつらい面や大変な部分はどんなところなのか?を見ていきましょう。
高いコミュニケーション能力が必要
病棟保育士は、医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフと密接に連携し、入院中の子どもたちをサポートすることが求められます。
もちろん、子どもたちや保護者とのコミュニケーションも必要ですね。
多くの人と連携を取って情報共有することが必要なため、コミュニケーション能力がとても重要です。
緊急事態に対応する必要がある
最近は病棟保育士もやってみようかと思ってるけど
子どもの命を守る責任が増す。
それが貫けるのか、分からないから決めきれない。— haruka. (@harcbaby) April 16, 2023
病院内で勤務する保育士は、急な事態に対応する必要があります。
例えば、突然の発熱や呼吸困難、救急搬送などが起こることも考えられますよね。
そのため、臨機応変に対応し、的確な判断を下すことが求められます。
精神的・肉体的な負担が大きい
病棟保育士は必要だし、私も一時期地元の病院の病棟保育士さんのドキュメンタリー見て憧れたこともあった。
ただ子どもの辛い表情や時には死も受け入れなければならないから相当なメンタルを持ってないとできないんだろうなって思った。 https://t.co/tMmQ2C4Te3— domi (@flatchested1) June 22, 2021
病棟保育士は、入院中の子どもたちと長時間一緒に過ごすことが多く、子どもたちの病状や状況によっては、精神的・肉体的な負担が大きくなることがあります。
また、病気にかかる子どもたちとその家族が抱える悩みや苦しみに向き合い、支えることも求められます。
残業や夜勤などがある
病院内で働く場合、残業や夜勤などがあることも。
病棟保育士やりたいとおもったけど…この年で夜勤は辛いなあ
— Miku_Hayase (@Miku_Hayase) November 6, 2020
その分手当もつきますが、生活リズムが乱れるのが苦手な人は注意が必要です。
病棟保育士になるメリット
ここからは、病棟保育士として働くことで得られるメリットを見ていきましょう。
やりがいが大きい
病棟保育士は、入院中の子どもたちをサポートする大切なお仕事。
子どもたちが回復したり、笑顔を取り戻す姿を見ることで、非常に大きなやりがいを感じることができます。
給料と待遇面でのメリット
病棟保育士として働く場合、夜勤手当などが付くことが多く、一般の保育士よりも給料が多い傾向にあります。
また、病院という施設で働くため、各種社会保険や福利厚生など待遇面でのメリットを受けられる場合もありますよ。
さなざまな知識・スキルが身につく
社会貢献ができる
息子は身体が弱かった訳ではないが、肺炎で2度入院。
個室は全て埋まっていて相部屋に…。まだ夜中する時期で、真夜中に泣きだした時は私も泣きたくなった(泣)慣れない入院生活は私にとっても息子にとっても辛かったけど、病棟の看護師さんや保育士さんの優しさに沢山支えられて乗り越えた!— あやか@子育て頑張り中! (@teriyaki00224) March 26, 2023
入院中のお子さんにとっても、保護者にとっても、病棟保育士はなくてはならない存在です。
病気やけがで入院する子どもたちやその家族が、保育士のサポートを受けることで、安心して過ごすことができます。
そんな病棟保育士として働くことで、社会貢献につながるというメリットもありますよ。
病棟保育士は、必要不可欠な存在と言えますね。
1日の仕事内容は?
病棟保育士の仕事内容が知りたいな。
ここからは、病棟保育士の1日の主な仕事内容を紹介しますね。
子どもの生活支援
病棟保育士は、子どもが生活を快適に送ることができるよう、サポートを行います。
看護師などと協力して、食事や排泄、入浴など日常生活のサポートを行うこともあります。
子どもたちの心のケア
入院した子どもたちは、環境の変化や病気のストレスで心身に負担を感じることが多いもの。
病棟保育士は、そういった子どもたちに対して、遊びや教育プログラム、相談などを通じてサポートを行います。
保育士としてのスキルと、子どもとのコミュニケーション能力が生かせますよ。
家族とのコミュニケーション
子どもの家族とのコミュニケーションも、病棟保育士の重要な仕事のひとつです。
入院している子どもたちの家族に対して、子どもの状況や日常生活、治療計画などの情報提供を行うことで、家族が安心して過ごせるようにサポートします。
病院内の医療スタッフとの連携
病院内の医療スタッフとの連携も、病棟保育士の大切な仕事です。
医師や看護師と密接に連携し、子どもの状態や変化、治療計画などを共有することで、一人一人に応じたケアを提供することが大切です。
必要な資格は?
病棟保育士に必要な資格は、「保育士資格」です。
保育士資格は、厚生労働省が定めた認定基準を満たした保育士養成課程を修了し、保育士国家試験に合格することで取得できます。
病院によっては、心理学や医療などの知識や、保育士としての勤務経験が必要とされることもありますよ。
給料は高い?
病棟保育士のお給料はどれぐらい?高い?
病棟保育士の給料は、地域や病院によって異なりますが、平均的な給料は月額20万円程度と言われています。
勤務形態によっては、夜勤手当や賞与などの手当も支給されることがあります。
労働時間が長く、夜勤や週末出勤が多いため、残業代が支払われる場合もありますね。
まとめ
この記事では、病棟保育士の仕事の辛く大変な部分や働くことで得られるメリット、必要な資格や給料、そして仕事内容について解説しました。
病棟保育士は、子どもたちを支援し、病棟内で生活できるように手助けをする大切な役割を持っていますよね。
そのため、多くの責任とストレスが伴いますが、入院中の子どもや家族との信頼関係を築くことで、やりがいを感じることができます。
病棟保育士として働くことを考えている方や、その仕事に興味を持っている方にとって、この記事が参考になると幸いです。
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